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梅干しで"三毒を断つ" さっぱりコーン&ジンジャースープ

2024/05/01

kon.jpg 梅は昔から、食べ物の毒、体内の余分な水の毒、古い血の毒の「三毒を断つ」と言われる食材。梅干し特有のすっぱさは、口の渇きや疲れを癒し、胃腸の働きを活発にして食欲を増進させます。特に殺菌・抗菌力が高く、気温も湿度も高いこの時季には食中毒予防の強い味方でもあります。

この梅干し、白いご飯と好相性ですが、スープに入れても美味しく頂けます。この時季にしか手に入らない生のとうもろこしをたっぷり使って水分代謝を上げ、元気に梅雨を乗り越えましょう!






【材料】(2人分)
生姜......1かけ
万能ねぎ......2~3本
しいたけ......1枚
とうもろこし......1本
梅干し......2個
おろしにんにく......少々
  水......2カップ
サラダ油、塩、醤油......適宜






【作り方】
<1>
生姜は千切り、万能ねぎは小口切り、しいたけは軸をとり、半分にしてから中心に向かって回し切りの薄切り、軸は繊維にそって千切りにします。とうもろこしは皮をむき、粒を包丁でこそげておきます。

<2>
鍋にサラダ油をひいて生姜を炒め、香りが出たら万能ねぎ、しいたけ、とうもろこしを加えて軽く炒めます。

<3>
水を加え、梅干しも入れて10分程煮込みます。 おろしにんにくを少量加えてから味をみて、塩、醤油少々で整えればでき上がりです。






【ポイント】
・梅干しの塩分によって味が違いますので、必ず味見をして、少し薄味に仕上げるようにします。
・醤油の代わりにナンプラーを加え、パクチーを散らせばエスニック風に。仕上げにごま油をたらせば、中華風の仕上がりになります。
・トウモロコシの芯やヒゲにも薬効があるので、一緒に煮るのがおすすめ。ヒゲは細かく刻んで入れれば、具として食べることもできます。






※これらのレシピは養生薬膳の考え方に基づいて作ったもので、全ての体質に当てはまるものではありません。



この記事の投稿者

いがらしこのえ先生

国際薬膳師。天然酵母パン研究家。1985年より国産小麦&天然酵母のパン製造に携わり、足掛け37年各所で製造、指導、パン教室などを手掛ける。29歳で離婚後は、2人の息子を“パンで”育て上げる。55歳で岩国へ移住。62歳でジョージア移住。