akyrise

トマトと卵の混沌ガーダスープ

2024/07/10

gatasoup.jpg 小麦粉をダマダマにして入れる、とってもユニーク、簡単で不思議な食感のガーダスープ。
つぶつぶ、ひらひら、つるんとしてとろっとして、まさにその食感は「混沌」です。
暑いとついつい冷たい麺類に走りがちですが、時にはこんな、あったか~いスープでお腹を労わってあげましょう。
旬のトマトには、胃の働きを高めて食欲を回復したり、からだの余分な熱を冷ましてのどの渇きを止める作用があり、夏バテ解消にうってつけです。
卵と組み合わせ、疲労回復効果をアップして、夏の疲れを癒しましょう。






【材料】
(四人分)
(4人分) 鶏胸肉......1枚
トマト......3個
ピーマン......2個
卵......2個
水......1L

小麦粉......100g
水......40cc

塩、胡椒......適宜
茗荷、大葉などの薬味......適宜
お好みで、ごま油......少々 






【作り方】
<1>
鶏胸肉は厚みを半分に開き、両面に塩、胡椒してしばらく置いておきます。 鍋に1Lのお湯を沸かします。 トマトはよく洗って、ヘタの反対側に浅く十字の切込みを入れておきます。

<2>
お湯が沸いたらトマトをヘタ側を下にして入れ、皮がめくれて来たら(5~15秒ほど)取り出して、冷水で冷やし皮をむきします。ヘタを取って、6~8切れに櫛形切りにします。 ピーマンは種を取り、細切りにしておきます。

<3>
1の鶏肉を2で使用した鍋に入れて茹でます。再沸騰したら弱火にし、アクをすくいながら、鶏肉が浮いてくるまでゆっくりと火を通します。茹で上がったら取り出して、水気を切り、粗熱が取れたら細く裂いておきます。

<4>
3の鍋にトマトとピーマンを入れ、煮立ったら火を弱めて、2~3分煮ます。 この間に、小麦粉を用意します。 ボールに分量の小麦粉を入れ、菜箸でかき混ぜながら水を加えて行きます。全体がもろもろのダマダマ状態になればOK。捏ねたり、ひとまとめにしたりせず、粉っぽい部分があっても気にしません。

<5>
ボールの中身を沸騰している鍋の中へ、ほぐしながら加えます。ボールに残った粉も全部入れてOK!スープのとろみになります。 小麦粉のダマが透きとおり、浮いてきたら、溶き卵を回し入れて火を通します。 火を止めて、塩、胡椒で味を整えます。

<6>
器に盛り付け、細くさいた鶏胸肉、千切りにした茗荷、大葉などをトッピングしてでき上がりです。 お好みで、ごま油を数滴たらすとコクが出ます。






【ポイント】
・小麦粉は、薄力粉でも強力粉でも、どちらでもOK。お手持ちの粉でお試しください。 ・鶏肉を使わずに、スープの素で作れば超簡単!お子さんと一緒に作るのも楽しいですよ! ・ピーマンの代わりにきゅうりの薄切りやいんげんなど、トマト以外の野菜はお好みで。もちろん、トマトだけでもおいしく作れます。 ・これは一つのお鍋で仕上げる省エネレシピですが、トマトの湯むきを別鍋ですれば時短になります。 ・できたては大変熱いので、食べる時にやけどしないように気を付けてくださいね!






※これらのレシピは養生薬膳の考え方に基づいて作ったもので、全ての体質に当てはまるものではありません。



この記事の投稿者

いがらしこのえ先生

国際薬膳師。天然酵母パン研究家。1985年より国産小麦&天然酵母のパン製造に携わり、足掛け37年各所で製造、指導、パン教室などを手掛ける。29歳で離婚後は、2人の息子を“パンで”育て上げる。55歳で岩国へ移住。62歳でジョージア移住。